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「じゃぁ今日はNA〇Aの曲やろ。先生の腕もみたいし!」
「歌詞あるか?」
「あるよ、てかCDあるから朱里は一回聞いてからやったら?僕らは練習してるから。」
「わかった。」
練習し始め結構時間がたった。
ガチャ
「やってんなぁ!」
「誰?このおっさん。」
「僕のオヤジ。」
「聡ドラムみつかったのかぁ!」
「うん、僕のクラスの担任の先生だよ。」
「先生!?」
「ども!よろしくお願いします!」
「イヤイヤ、こちらこそウチの息子をよろしくお願いしますわ!」
「お前のオヤジさん元気だなぁ。」
「まぁね。」
「そっちのかわいい娘は?」
「聡と同じクラスの『男子』の守翼 朱里です。」
「!? 男の子?」
「YES。」
「うそぉ!てか守翼って言った?」
(まさかアイツの息子か?)
「YES。」
「父ちゃんの名前は?」
「?紅弥っすけど。」
(嘘だろ…?)
「じゃぁ母ちゃんの名前は?」
「?? 麗奈っすけど。どうかしたんすか?」
「…………朱里君!」
「はぃぃ!?」
いきなり聡の父は大声をだして朱里の肩をガシッとつかんだ。
「いやぁ!大きくなったねぇ!母ちゃん似て美人に育ったなぁ♪」
「…オヤジ達の知り合い?」
「おぅ!朱里君がちっちゃい時に会ったこともあるぞ!
というかその時聡も一緒だったな!」
「うそぉ!」
「マヂで!?」
「まぁどっちも二歳くらいだったから覚えてないだろうがなぁ♪
朱里君、家族でこっちに?」
「いや、オレだけっす。」
「そうかぁ。一人暮らしかぁ。だったらいつでも来なさい!自分の家だとおもって!」
「あ、ありがとうございます。」
「へぇ、ビックリ!アカリちゃんとサッちゃん会ったことがあったんだぁ!これって運命じゃない?」
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