序章

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そして時間がたち大神の一部を分け与えられし獣は形を変えてゆき知能を膨らませてきた。 だが大神に与えられし形と知能を持った者はいつしか自分達の事を人間とよび同じ種であるにもかかわらず、優劣を競い、争いを行うようになってしまった。 それを見た大神は怒った。 『我の願いとは逆の事に我の与えた知能と形を使うとは…。 許さぬ。 『安定』させるための力を『破壊』に使うとは。 許さぬ。 許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ許さぬ。 我は決して許さぬ。 そのような愚かな種を我は滅ぼす!』
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