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「………………」
「ん?ズルズルどうズルズルしたっスズルズルか?」
「食べるか喋るかどちらかにして下さい…」
「穴」が有るのはこの人の責任である。しかし、その極貧生活を目の当たりにして、多少の同情と共に、イトノコ刑事の給料を減らす理由を作った申し訳なさを少しだが感じていた。
(…歳をとったんだな…ぼく。)
27歳の男が思わないようなことを成歩堂は考えながら、箸でうどんをつかんだ。
「ズルズルズル…」
素うどんは…以外にも美味かった。
つゆをかけるのもいいが…そのままでも十分美味い。そう思った。
「どうっスか?美味しいっスか?」
「ええ、いいと思いますよ。」
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