ageha

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「これ、アゲハに渡しておいて」 疲れて寝てしまったアゲハを寝室に運び、女は私に万札を握らせた。 1、2、3‥10枚はあるだろう。 「じゃ」 女はあっさりと、部屋を出ていった。 私は渡された金をテーブルの上に置き、ぼんやりとそれを眺めながら朝を待った。 .
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