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男にも女にも、他人というものには興味がなかった。
中学は女子校で、常に浮いた存在。
短い髪に耳には校則違反のピアス。
ネクタイはだらしなく緩め、スカートも短い。
今時の中学生には珍しくもない格好だけど、私の学校は超がつくお嬢様学校。
誰も自分には近づかない。
そんな3年間を過ごし、私は追い出されるように卒業した。
うっとおしいはずだった学校を、出た。
残ったのは、何も知らない、何もできない自分。
唯一の肉親は母親。
その母親は、私のことを嫌っているように思えた。
大きな喧嘩も、言い争いもない、冷たい空間。
私は、家を出た。
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