それでも いい！

母親の痣

その後も 父のDVは 日に日に エスカレートし 母親へと 向けられる事となります。

原因は 『金』。
ただ それだけです。
父は 小遣いを 毎月 五万 それでも足りず パチンコ仲間から 借り 金融会社 裏金に 手をつけます。

後先の事など 考える事もありません。

だだ 今 自分の遊ぶ金さえ 有ればよかったのです。

それでも 金が 尽きれば おかんの 頭部を 殴り 鞄から 金を 奪います。

もう 家族内でも 見れば 病気です。

異様な 光景です。
おかんが 家を出ていけば 路上でカーチェイス。

自分の車を ぶつけて停めた 車から おかんが肩から掛けている ショルダーバックを ビシッと 痣が くっきり つくくらい 引っ張り 有り金 全てを 奪う姿は 本当に異様でした。

母親の 頭部は 皮膚が伸び 腫れ上がり
身体は そこら中 痣だらけでした。

毎晩 母と父の部屋からは すすり泣く 声と 怒鳴り声 ドタバタ 暴れる音が 耳を ふさぐ程 毎日 聞こえてきました。

気がおかしくなります。

父親が 家に帰ってくれば また 誰かが

傷つけられる…。

早く別れてほしい…。

と 思う気持ちと 家族と ゆう ものが 何者なのか。 わからなくて ただ 少しでも 物音が 聞こえれば 耳を鬱ぐ 自分でした…。

金さえあれば 『金』 さえ有れば 誰も 傷つかずに すむ。

次第に 私は 金の亡者と なります。

狂っている 家族の 歯車を しっかり 噛み合わせ 一度 も 狂わせる 事なく 回したいが 為に…。

どうか 偏見を 持たないでください…。
人は 悲しい生き物なんです…。