『お前が憎い…』

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『お前が憎い…』

そんな 生活の中 私は この先 運命の人とも呼べる人と巡り会います。 そして 付き合い始めます。 その人は 同じ高校に通う クラスは違うけど 同級生の 決して 男前とは ちがく 男の子にしては 背丈も小さい 見た目 全くタイプじゃない 人です。 いつも 放課後になると トレードマークの オレンジ色の キャップが 教室の 窓ガラス越しに 行ったり来たり…。 〈また今日も 短い 駅までデートか…。〉 そう思い 友達の誘いを ほぼ 毎日 気まずい感じで断り 私は彼氏と 駅まで デート。 友達には 『なんや また 彼氏っ! つきあいわるいなぁ!』なんて 言われる事も多々あり…。 悪い気は しつつ 心の中で 〈そんなんや ないんや ごめん。〉 たった 15分~20分程度の 駅までデートが 私にとっては 癒しの時間。 しょうもない事で 二人で 爆笑…。 ふざけあって バカばっかやってる 時間は 家の事も 全てを 忘れて 素でいられる。 だけど その時間は 夢のように… 実際 夢より短く もっと もっと 話したい… 照れ臭くて 言葉じゃ言えないけど 暖かさに 触れていたくて 抱きしめる…。 離れて居ると不安になって 何度も 何度も 保護メールを 読み返して 安心してる…。 おかしい…? ついさっき 本当 ついさっき 話して 切った電話なのに また かけようと 電話する きっかけを探してる。 どんな 暖かい言葉を かけられても また 少し時間が立てば 不安になる…。 早く明日になって! 早く 貴方に会いたい! 付き合って 始めての 誕生日 彼氏が くれた バースデーカードには… 来年も 再来年も 10年後も 30年後も お前の 誕生日 祝ってやるからな☆…最高の 誕生日プレゼントでした。 この 駅までデートが卒業まで続けばいいなぁ。 なんて 思ってたけど 喧嘩が原因で 彼氏は 中退…。 辞めんでって いったけど 家が 自営してるから ややこしい事なってるし 学校辞めて 家業 手伝うよって…。 どうせ 卒業出来ても 家業手伝うつもりやったし、 若くで 修行してた方 この先にも いいしなぁ…って。 理解…。 一緒に卒業したい…。 結局 彼氏は 退学…。 彼氏が最後に 学校に荷物を 取りに 出入りするある日の放課後……。
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