『お前が憎い…』

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出来るだけ 家の事からはなれて 彼氏と一緒に居たい。父親には内緒で彼氏の家に泊まったりしました。 小さなベッドでハムスターみたいにくっついてねちゃって(笑)幸せでした🍀 たまに父親が仕事にいった後をみはからって家に帰ると妹が 『おかんおらんなったで』 『なんでぇな』 『何かようわからんけど 金の事やろ 昨日夜中にドンドン音立てて 喚き散らしてるし 止めに入ろうおもたら 物凄いいきおいで 泣いて出てきて そのまま車に乗ってどっか行ってしもたわ』 『……おかん痣とかなかったか?』 妹とは少し考えるが『なんせ物凄い勢いで部屋から出てきて転げ落ちるように 階段おりてったで痣なんか確認できんだわ』 『そうかぁ そんなんで車運転して 事故でもしてへんだらええけど』 そう妹とと 話していると 一本の電話がなりました。 めったに うちの電話はなりません。 もしかして おかんがっ……と思い慌て電話をとりました。 『もしもし……もしもし?』 『わいやぁ おかぁおるこ話しあるで かわれ』 久々に聞い父親の声 背筋が ぞっとしました。 『おかあさんはかえってきてないです』 『はぁ 帰ってきとらん? どこおるか 連絡とらんかぃ』 『あんたが 出ていかしたんやろ!あんたが……』 反論しようとしたとき 『なにぃ!もういっぺんゆわんかい!親の金で飯食うて 学校まで行かせてもらっとんちゃうこ!親に向かってあんたて 誰にゆうとんじゃ!』 何かが違う。 『この家には父親とゆう役割の人はいません!怖い人ならいますけど』 明らかに わたしは あなたを 父親として見てないとゆう事をゆってしまいました。 でも内心ずっと前から〔お父さん=怖い人〕と本当に思ってました。 あぁまた怒鳴られるって思ってたら 受話器からはプープープーの音が 電話は切れていました。 あれ? あっ!丁度いいところに お客さんがきたのかななんて考えながら 物凄く 憂鬱な気分になりました。 ……多分出んやろけどおかん連絡とってみよかな。 電話かける。 プルプルが10回かなってもやっぱりでない。 大丈夫かなぁ……。
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