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「~~~♪…よし!到着っと!!う~ん…いつもと変わらず、凄い有様だよな~!ここって…」
自転車を漕いで10分程度の場所に、俺の行きつけとなっているガラクタ置場がそこに広がっている。
相当数のガラクタがそこら辺に転がっていて、その様子は、まるで、大海原のようだった。
…つか、ここはいつからこんなだろうか?俺が小さい時からこんな感じだったし~…まっ!いっか♪今、俺の生活の糧になってくれてるならそれでいいし♪
自転車を、ガラクタの大海原のすぐ入口の所にスタンドを立て止めておき、さらに、入口近くに常備してあるシャベルを手に取り、俺は、ガラクタ置場へと足を踏み入れて行く。
なんでシャベルが常備してあるのかだって?…毎日来るのに、いちいち持ってくるのも面倒だろ?
ガラクタの層に厚みがあり、暫くガラクタの坂道を上っていくみたいに進んでいき、そして、平たくなった上の部分へとたどり着く。
使い慣れた大きなシャベルを、肩で担ぐように持って、辺りをキョロキョロとしながら、ドンドン奥へと向かって行く…と、適当な所で足を止めた。
「今日は、ここにするか!!」
場所を決めると、早速、担いでいるシャベルをガラクタの大海原へと入れて、ザクザクと掘り進めていく。
ちなみに、俺の立っている位置から地面までかなり厚みがあり、5mくらいあったりする。
それを、黙々と掘り進めていく……黙々と…………黙々と。
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