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…僕の両親は、奴とは正反対の人間だった。
色々な人の不幸を、一挙に背負おうとする人間。
人を疑うとゆう事を知らない。
人を信じ、優しくする事に、天命を感じている両親だった。
そしてやはりというべきか、ことごとく、奴のような人間に利用された。
だけど両親は、信念を曲げなかった。
何か理由があるんだ…
両親は負けなかった。
そして僕の目の前から消える時であっても、僕にその事の大事さを教えてくれた。
失ってはいけない心。
僕は両親と今生の別れのあと、両親の信念を、引き継ぐ事を決めていた。
そして、そう決心した時に、
現われたのが奴だった。
奴の言葉…それは僕と、僕の両親を真っ向から否定していた。
そして現実、奴は幸せで、僕らは不幸だった。
社会にさえ否定されている。
僕は、復讐を決めた。
奴とゆう社会、世界に対する復讐を誓った。
絶対に僕らを否定なんかさせない。
これは、孤独な復讐。だが、血の復讐だ。
今や僕一人しかいない、だが、僕一人はいる。
一人…。
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