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どれだけそうしていただろう… 「誰かそこにいるの?」 いつの間にか終わっていた歌声は 僕の存在に気づいたのか問い掛けへと変わっていた その声にはっと我に返ってどうしよ なんて焦っていると 目線は変わらず遠くを見つめたまま まぁいいや…と一言呟いてから 「よかったらこっちきなよ」 そう一言優しく言ってまた再び歌いだした 今度は悲しみを含まない優しい歌声が聞こえてきた .
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