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風牙side
遅刻するわけあるか!
まだ太陽もしっかり出てないくらいだ!
なんて言った日には・・・恐ろしいことになる;;
バ「風牙起きなさい!じゃないとあの拷問部屋に突っ込むわ・・・「はい!!!今起きました☆」
バ「あらそう?おはよう☆」(黒笑)
ババァこと私のお母さんは残念そうに首を傾げ手を頬に当てた
風「おはよう!起きたから拷問部屋はやめて下さい。お母様;;」
ベッドから降りて私はババァにすがりつく。
バ「起きたら問題無いからね♪拷問部屋はナシにするわね☆」
風「た・助かった~・・・!!」
拷問部屋とは冬沢邸に代々伝わる・・・スパイなどを捕えたときに尋問に使う部屋だ☆
そこに閉じ込められるとあまりの暗さと狭さに精神状態がおかしくなり早く部屋から出してほしいと願うようになる・・・
実際私も一度ババァの逆鱗に触れて閉じ込められた;;2日で出してもらえたがスパイなら二週間は出られないだろう(^^;
2日でも長すぎだよ・・
βУ作者
風「ところで、お母様・・・お父様はまだお帰りではございませんか?」
髪をブラシでとかしながらそれとなく聞いてみた。
ババァは一瞬だが綺麗な顔を歪めた。まぁ親父一筋だからか寂しいのだろう・・・
バ「仕事・・・忙しいらしくてね。最近どこかの会社を潰しにかかるとか・・・そうよ!!会社潰し成功したらそこの元社長から襲われないよう気を付けろとのことよ♪そうそう!それを伝えてなかったわ☆」
一人で喋って一人で納得して・・・疲れる;;
風「了解しました!気を付けます。」
バ「そうね。あら☆そろそろ時間よ?貴方も一応社長令嬢なんだから車で登校ね♪早く準備なさいな☆」
用件を伝え満足したのか機嫌良く部屋を出ていった。
風「・・・結局眠れねぇのかよ;;有り得ねぇ:-<あいつ次あったらどうしてやろーか・・・♪クスクス」
私は本来ならもっと早く帰れたのに・・・
という嵐に対する怒りがまたまた込みあげてきた∑∑!!
とりあえず制服(セーラー服が膝上の短いワンピになった感じ!の上からヒラヒラの薄い白生地を羽織る。リボンはピンクと青があったがピンクに♪ニーハイソックス黒verを履き黒のローファーを☆)を着て顔を洗う。
執事の清野 誓(キヨノチカイ)が扉を軽くノックし部屋に入ってきた。
誓「似合ってるよ風牙!可愛い☆」
風「あたしは特攻服が一番だけどね☆」
誓「まあそう言うなよな☆」
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