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風「あぁ、ババァに聞いてるだろうが今日から当分妨弾ガラス付きの車を手配しとけ。」
誓「かしこまりましたお嬢様。」
今はメイドが私の部屋を小動物のようにチョコチョコ動き回っている。
そのせいか誓も敬語だ。
二人きりの時は息苦しいからタメだ☆
メイド「おはようございます風牙お嬢様。朝食の御用意が整いました。」
風「あぁ。ありがとう。今行くよ。」
そう返事をしたらメイドが失礼しますとまた持ち場に戻った。
誓「行きますよ!お嬢様は準備が遅すぎます!」
風「るせぇな・・・今終わっただろーが」
誓「ではランチルームに参りましょう。」
私の言葉を軽く流しランチルームに向かって歩き出す誓。
誓は仕事熱心だ。どんなに私がムリを言ってもしっかりそれをこなしている。そんな誓は別に嫌いじゃない。むしろ一目置いているくらいだ。
・・・ランチルームに着いた☆やっと飯が食える♪
風「良い匂い☆」
誓「失礼致します。」
ルームのドアを開け一言そう言うと私は愛する弟“総司”(ソウジ)中2の☆COOL boy☆だが姉のアタシにだけは甘えてくる♪
もう一人とても大切な妹“華南”(カナン)小1
チョー可愛くてヤバイ☆
そんな二人の元に直行!!
風「総司・華南おはよう!」
総華「「おはよう姉様!!」」
いつものことだが人前では常に敬語。例え家族でもある程度は敬語を使う。
風「――――ご馳走様でした。じゃあ学校行ってきます!」
華「姉様、ガッコ?」
大きな目をパチクリさせて首を傾げる華南は男がみたら襲いたくなるぐらいカッワイッイーのだ!!
自慢の妹♪
風「そうだよ!華南も小学校頑張って♪」
華「ふぇっ;;・・・うん」
一瞬泣きそうになったが頭を撫でてやり落ち着かせた。
華南をダッコして総司を見る。
風「総司。行ってきます!」
総「行ってらっしゃい姉様。」
風「すぐ帰って来るからね☆多分5時には帰るよ♪」
満面の笑みでそう言ったときババァが「あっ・・・」と言ったのを私は見逃した・・・;;
誓「お嬢様!!遅刻します~~☆」
車を玄関前に置き運転席に座っている誓が私を呼ぶ。
風「じゃあね!」
私は車に乗り込んだ。
そう・・・リムジンと言う名の高級車に・・・;;
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