時間

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「俺たちは何者でもない。昔からここに住んでる。それだけだ。力はここに住んだら自然とついた」 「名前は?」 「俺はデレク・サンバード」 「俺はジーク・サンバード」 「もしよかったら俺と一緒に来てギルドに入らないか?俺の目に狂いがなければお前らならZランクになれるかもしれない」 「だとさ。どうする?」 デレクはジークの方を向いて言った 「俺は……行ってみたいかな」 「そうか。なら行かせてもらう」 「分かった。でさ、気になったんだがどっちが兄貴でどっちが弟なんだ?」 「「………」」 二人は顔を見合わせた 「どっちだ?」 「さぁ……」 「俺でよくない?俺がいなかったらお前はいないわけだし」 「分かった。じゃあデレクでいいよ」
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