序章

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これは奇跡だって、みんなが言ってくれる。召喚士ユウナが奇跡を起こしてスピラを救ったんだって。   でも、そうじゃないよね。   わたしも――わたしを守ってくれたガードのみんなもわかってる。これは必然――キミがわたしたちのために覚悟をしてくれた時から、夢はその終わりに向かって走りはじめていたんだって。   奇跡があったのなら、キミに会えたことがそうだったと思う。わたしが召喚士になるその日に、キミがビサイド島に流れ着いたことこそが。
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