2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ズバリ!タイムセールでたくさん物を買えたからでしょう!」
「・・・お、おうそうだ!」
「竜ちゃん偉いっ!」
「ちゃんは辞めてくれ」
「ぇ~」
「え~じゃなくて、あ、零してる!」
「えっ!うわぁ~んりゅ~う~」
小夜子の服にはたっぷりとみそ汁が付いている。
「だぁっ何故泣く、ほら拭いて」
ふきんを投げて小夜子の服にポスンと着地させる。
「ぐすん」
「着替えないとシミになるから、着替えてきて」
「はーい」
小夜子は自分の部屋の襖を閉じる。
「・・・・あの人名前なんていうんだろう」
明日が始業式なのもすっかり忘れて、ずっとほわほわしていた。
俺も、ズボンにみそ汁を零していた。
最初のコメントを投稿しよう!