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「だぁっ今日始業式だった!まずいっ、弁当用意しねぇと」
「りゅ~う?」
ごしごしと目を擦る。
「さや、今日始業式なの忘れてた!弁当そこ置いてくからな!」
「はぁい」
「・・・おっ、一昨日の残りがある、さや!一昨日の残りでいいか?」
「おっけ~」
「よし」
俺は手早く弁当におかずとかご飯を詰める。
「行ってきます!」
「いってらっしゃぁ~い」
小夜子の鞄にカギとかをぶち込み、家を出る。
「やばい遅刻遅刻遅刻!」
学校までの道を慌てて走る。
なかなかの快晴で、あの人の姿が浮かぶ。
「・・・うん」
そういえば、遅刻でY字路っていえばよくラブコメであるシチュエーションだよな。
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