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ツインテの片方が、トラックの後ろからはみ出していた。
「ぁ・・・」
「だろ?」
しばらくすると何だか泣きそうなんだか怒りそうなんだか微妙な感じではあるが、かなり強い感情の篭った視線を向けてきた。
「あいつ、俺らが気付いてるって・・・わかってんのかな」
「全くだ、何せあいつは幼稚園からああだからな」
「幼稚園からねぇ・・・ん?おい待て、あいつと幼なじみなのかよ!」
「あぁそうだ、言ってなかったか?」
春彦は事もなげに鞄からペットボトルを出して飲み始める。
「まぁ、あいつの事が気になったら聞いてくれ。ある程度の事は答えられるぞ」
「あまり気にはならんが・・・まぁ何かあったらな」
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