雨が降ったから

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あぁそれで今日は早く帰って来れたのか・・・。 「あ、あのさ」 「ん?」 包丁を一端止める。 「あんまり無理しないでくれよな、その、危ない、かもしれないんだし、俺のために頑張ってくれてるのに・・・」 「竜のためじゃないよ~?」 「え?」 振り向くと、小夜子が携帯のカメラを構えていた。 「私と、竜が、今よりも幸せ~になれるように頑張ってるの」 パシャリ。 「・・・」 「だからぁ、無理しない。竜は私が怪我したら心配するよねぇ?」 「当たり前だっ」 「だからぁ無理しない」 きゃはって言ってから、寝室にごろごろって行ってしまった 「・・・そっか。なぁさや。晩御飯、何が食べたい?」 「竜のお料理~!」
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