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「わぁ~お~いしそう」
「今日の材料、皆た・・・田島さんが持ってきた奴だ。かなり旨いぞ」
「いただきま~す」
「召し上がれ。・・・いただきます」
「そういえばぁ~竜は小さい頃から現実主義よねぇ~」
そう俺は現実主義者だ。
小さい頃から家事をしていた俺は、現実を幼き頃に目の当たりにしていた。
幼稚園の頃、皆が戦隊モノを見ている横で料理の本を広げ
小学生の頃は皆がファンタジー小説を読んでいた頃に太宰の小説を読んでいた。
幽霊とか、サンタとか、UFOとかからっきし信じないのだ。
信じてないのだ。
「夢がないのかな~」
「ゴフッ」
味噌煮が喉に詰まった。
「竜ちゃん大丈夫~?」
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