2人が本棚に入れています
本棚に追加
「さや・・・竜ちゃんはやめろ、ちゃんは」
「あはっ、懐かしいから言ってみたの~」
「・・・」
こんな狭いボロアパートで、こんな暢気な母親と、たった二人で暮らしているけど寂しくない。
むしろ楽しい。
毎日、毎日。
さやが幸せに寝れますようにと願掛けながら部屋を掃除して、さやの健康を考えて弁当を作る。
マザコンだって言われても、俺は怒らない。
むしろ、俺の母親だって、皆に自慢して回りたい。
「竜~ご飯おかわり!」
「おぅ!」
この笑顔が、俺にとってはすごい原動力なのだから。
最初のコメントを投稿しよう!