一章でおわりかな?

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ないの?」 首を絞めながら彼は「勘違いするな、お前はただのあ・そ・びだ」 彼女は渋々かれの別れ話を受け入れたが喪失感のなか彼女は考えていた。 もう彼とは一緒にいられないの、でも私貴方のことをこんなに愛しているのに。 そして彼女は幸せだった頃の事を思い返していた。彼の誕生日は一緒の服を着て過ごそうねと言う約束を交わしていた。 その約束を思い出した彼女は約束を果たすために拳銃を持ち出した。 そして彼の誕生日新月の星が瞬く夜、真っ赤なドレスを身にまとい、真っ赤なヒールと真っ赤ルージュを付けて街を歩き出した。 とある街角の花屋さんで真っ赤の薔薇の花束を買い、夜の街灯が照らし出す街を彼を探して、初めて出会った場所へと向かっていった。 そして初めて出会った場所で、彼を待っていると、歩いている人たちは、彼女の美しく猟奇的な姿にみとれ誰もが振り返っている。左手には花束、右手には約束を持って。 そして偶然にも見知らぬ女と白いシャツを着ている彼をみて、抑えられない衝動はもう止めることはできない。 そして彼女は彼に「これでお揃いね」と言い彼の胸を目掛けて右手の拳銃で彼の胸を撃ち抜いた。 深紅の泉が彼から湧き出してかれの白
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