一章でおわりかな?

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いシャツが深紅に染まっていく。 彼女は「お揃いね私達?これでお揃いね幸せ、アナタの白いシャツも今は鮮やかな深紅ね」 「お揃いね私達これでお揃いね嗚呼幸せ」 「私は屑でも構わない、いつかあなたと一緒の星になれるから、でも今の私輝いているよね?ねぇ私輝いているよね?」 そんな星空の下幸せだった時の事を夜空を見上げながら思い返していた。 付き合ったばかりの時、あなたは夜空を見上げながら私が「綺麗な星空ね?」と彼女は溜め息混じりに言った。 彼は「どの星よりも君の方が綺麗だよ」 そんな星が地上に届く時間から比べれば些細な時間かもしれない。 でも私は信じたいのこの気紛れな一時が永遠であれば・・・と。 泣いたり・笑ったり・愛したり・憎んだりして・・・ 今私が見ている星たちは、滅んでしまっているのだろうか?それともまだ滅びに向かって輝き続けているの? 地上に届くまでの途方もない光年という途方もない尺度の前では人の一生など刹那の幻のようなのかもしれない。 そして彼女は泣きながら「お揃いね私達これでお揃いね嗚呼しあわせあなたの白いシャツも・・・・・・・・。」 彼女は深紅の泉に横たわるかれを見てがくぜんとする。 「・・・・・・なぜ?・・・・何故なの・・・何故なのよーーー。」 酸素に触れた深紅は、徐々に色を変え 黒に近づいている。 それを見ていることしかできない彼女そしてもう永遠に彼と一緒になれない事実を彼女はしる。 そして彼女を冷たく照らす銀瑠璃の星たち、そして滅んでいく燃え上がる星たちも、「私は彼と一緒の楽園にいけると思っていたのに」「私たちを楽園へ導いて私を照らす幻の光たちよ」 生と死の狭間の荒野をさ迷う亡霊たちは 孤独で、彼をそんな世界に導きたくない、彼女は彼の為に星屑を掴みそこへ導きたいが悲しいことに彼女の手はあまりにも短く星屑には到底届かない。 そしてそんな彼女の手を握り返したのは仮面の男だった・・・。 が彼女は彼と望んだ世界に行くために自分を撃ち抜いた・・・・。
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