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扉を抜けた先には廊下に頭部が無い警官の死体があり、首から溢れていたいた血が血溜まりを作っていた。
廊下は2mほど先で右に折れていた。
ゆっくりと足を進め、曲がり角を曲がるとそこには皮膚は無く脳と筋肉が剥き出しで手には長く鋭利な爪を持つ化け物か長い舌を出しながら静かに突き当たりの扉の前に床に張り付く様な姿勢で構えていた。
二人とも叫びたいのを押し殺しじっと化け物を見つめる。
化け物を見つめていたリコがふとした事に気づく。
「アイツ・・・目が無い。」
そうつぶやき足を前に出した瞬間空き缶を蹴飛ばしてしまい、その音に反応した化け物が正確にこちらを向き、接近して来た。
直ぐに危険を感じ二人とも踵を返し、元来た扉へ走った。
足音に反応した化け物は全力で追跡して来た。
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