警察署

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リコは立ち上がりぶちまけた中身からカードキーを拾い、カードリーダーに通して電子ロックの解除を行なった。 二階と打ち付けられた扉からカチッとロックの解除される音が聞こえた。 「さてお嬢様。一階と二階のどちらから探索しますか?」 「んー………そうね。たちまち一階から探索しますか。」 二人は一階の唯一バリケードがされてない扉のノブをひねった。 扉の先はオフィスになっており、誰かが暴れたのかあたりが散乱しており、血が飛び散っている。 扉の真横にあるロッカーを物色するとバールがあり、アシュレイはそれを手にとり目の前のカウンターから待合室を覗いた。 待合室には何か居る気配もなく、特に変わった様子もない。 「ん………?ねぇリコ、あんた眼良かったわよね?あのソファーの下の影の所の黒いの何かわかる?」 リコはデスクを物色する手を止めこちらに向かってくる。 その手には黒い革手袋を着けており、手には銃が握ってある。
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