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フォックスは大事そうに指輪を撫でながら
「しかし、どうゆう事です?奴は確かに指輪を・・・」と話を続けた
銭形「これも奴の手口です。あらかじめ偽物の指輪を用意して、あたかもすでに盗んだように仕向け、自分を追って誰もいなくなった部屋に入り、まんまと頂戴する。まぁこういったところですな」
フォックス「銭形警部!あんたやるじゃないか!」
銭形「いやぁ恐縮です。しかし会長殿!指輪はここにあっては危険です!この銭形が命を懸けて守ります!」
そう言うと『ワルツの指輪』を自分のコートのポケットに入れた
フォックス「ちょ、ちょっとぉ!」
銭形「さっきも言ったでしょう。奴らと一対一なら勝てると。多分、仲間の連中も今回はルパンの逃走手段の確保にすぎない。だから直接ここにくる事もないでしょう」
フォックス「・・・分かりました。指輪は銭形さん、あなたにお預けします。」
「任せてくださーい!」
そう言うと銭形は部屋を出ていった」
フォックス「これで一安心か」
ルパン「おーっと会長さん。銭形の旦那は俺を追って出ていったかい?」
ルパンは部屋の高級なソファに座っていた
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