ルパン三世の華麗なる犯行

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  フォックスは大事そうに指輪を撫でながら 「しかし、どうゆう事です?奴は確かに指輪を・・・」と話を続けた   銭形「これも奴の手口です。あらかじめ偽物の指輪を用意して、あたかもすでに盗んだように仕向け、自分を追って誰もいなくなった部屋に入り、まんまと頂戴する。まぁこういったところですな」   フォックス「銭形警部!あんたやるじゃないか!」   銭形「いやぁ恐縮です。しかし会長殿!指輪はここにあっては危険です!この銭形が命を懸けて守ります!」 そう言うと『ワルツの指輪』を自分のコートのポケットに入れた   フォックス「ちょ、ちょっとぉ!」   銭形「さっきも言ったでしょう。奴らと一対一なら勝てると。多分、仲間の連中も今回はルパンの逃走手段の確保にすぎない。だから直接ここにくる事もないでしょう」   フォックス「・・・分かりました。指輪は銭形さん、あなたにお預けします。」   「任せてくださーい!」 そう言うと銭形は部屋を出ていった」   フォックス「これで一安心か」   ルパン「おーっと会長さん。銭形の旦那は俺を追って出ていったかい?」   ルパンは部屋の高級なソファに座っていた  
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