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しばらく草木をかき分けながら進む
やがて戦闘の音がはっきり聞こえる位置まで来る
できるだけ気配を消し、しげみの向こうを覗いた
そこには、武装した数人の人が声を張り上げながら銃を乱射していた
その後方には荷車を引いた女性や子供がいた
状況を把握している間に一人がレールガンの射撃を受け、動かなくなる
レールガン、
と、言うことは軍か
都合がいい
軍はたいてい殺人機械を戦いに投入している
腰のバックから電波妨害装置(電磁パルス)を取り出した
小型の手榴弾のような外見のそれ
右手に電磁パルス、左手にレールガンを構えて戦っているモノを探す
いた
軍の兵士が三人、殺人機械が二機
よくある小隊だ
レールガンのスコープを覗き、一人の兵士に狙いを付ける
装備が他の兵士より充実している
恐らく小隊長だろう
中距離より少し長い程度の距離
この程度なら問題はない
小隊長の頭部に向け引き金を引いた
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