桜色のナミダ

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月乃とは小学校からの同級生で、全く女子と話す事のなかった俺にとっては珍しくよく会話をする仲だった。 だがな 元々、俺はスポーツや勉強が大の苦手で、顔も濃くてキモいとか言われてるような奴だった。 ほら、よくクラスにそんな奴いるだろ?何を考えているのか解らない変人。 まさに俺はそんな人間だったんだ。 そんな俺を月乃は普通に接してくれたんだ。 もちろん、他の男子にも同じ感じに接していたのはわかってた。
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