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ギルベルト:
『……今日も俺様一人楽しすギルぜー!!』
公園で一人佇んでいる男。
相変わらず小鳥にたかられているけれど突っ込んではいけない。
ギルベルト:
『ったく…
毎回毎回ヴェストの奴、置いてきやがって…。
俺様だってフェリちゃんととランデブーしたいぜ!
会議とか言って結局は楽しんでるんだろ…
…何か一人で言ってると更に落ち込んできたぜ…。』
思い込み違いにも程がある。
ギルベルト:
『…ってまた小鳥頭に乗ってんじゃねえか!
…ケセセ…、俺様の格好良さに惹かれてきたんだな!
やっぱ俺様格好いい!!』
さっきから周りに不審な目で見られてる事に全く気付いていない。
早く気付けばいいのに。
流石、不憫。
ローデリヒ:
『…何ですか、あの迷惑な大声は…。
…しかも何か聞き覚えのある声ですし。
…まあ騒音ばらまいている人物に頼み事をするのはあれですが…。
知ってる方でしたら迷ってしまったのでエリザの所まで案内して貰いましょうか…。』
…おっと迷子な貴族が一人。
ギルベルト:
『…さてこれからどうするか…。
…フランシスかアントーニョんとこでも邪魔しにいくか…。』
ローデリヒ:
『…ああ、貴方でしたか。
騒音ばらまいていたのは。』
ギルベルト:
『…げ、腐れ坊ちゃんかよ…。』
ローデリヒ:
『…ま、誰でも良いんですけどね。
…私をエリザの所まで送って下さいませんか?』
あくまでもマイペース。
流石、貴族。
ギルベルト:
『…げ、絶対俺様嫌だぜ!
絶対フライパン投げられるってフラグたっちまってるからな。』
ローデリヒ:
『…私がちゃんと言うので大丈夫ですよ。
それに私が迷ったまま放置していた方が後で何をされるか分かりませんよ?』
ギルベルト:
『…うっ…。
確かに…じゃねぇ。
そう言ってても結局いつも酷い目にあってんのは俺様じゃねぇか!
とにかく、何を言っても俺様は嫌だからな!』
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