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里菜「けど、宮野さんは毎日、先輩の家に行って毎日、私より長い時間を先輩と過ごして…宮野さんは私より先輩のことなんでも知ってて…すごくつらかった…」
椿「里菜…夏樹はいとこで…」
里菜「わかってます!でもっ、私は子どもだから…いっぱいヤキモチやいてたんです!いとこだから仕方ないって何度も思いました!それでもやっぱり不安なんです…宮野さんが先輩のこと好きだからっ、椿さんをとられるんじゃないかって、ずっと怖かったんです…」
椿「里菜…知ってたの……?夏樹が私のこと…」
里菜「…椿さんを見てたら、嫌でも気づきますよ。絶対、椿さんの隣には宮野さんが居て、二人で居るときの宮野さんの表情は…皆と居るときと全然違いますもん」
椿「里菜…ごめんなさい。そんな風に思ってたなんて気づかなくて…。もう不安にはさせないわ。だから…」
里菜「先輩…私ね、そんなこと言って欲しいわけじゃないんです。」
椿「里菜…?」
里菜「ただ、好きって…その一言欲しかったです。」
椿「里菜…好きよ?私はずっと…」
里菜「椿さん…私のこと、本当に好きなら何で宮野さんと抱き合ってたんですか?」
椿「あれは…」
里菜「それに…好きなら何であの時追いかけてくれなかったんですか?」
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