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椿「それは…」
里菜「あの時、由里菜は来てくれました。私のこと抱きしめて、泣いていいよって言ってくれました。」
椿「…………。」
里菜「私、本当に椿先輩のこと大好きで、いっつも先輩のことばかりでした。…でも、あの時、由里菜に“追いかけてもくれない人に縛られてることない”って言われたんです。その時、やっぱり椿さんは私より宮野さんのそばをとったんだって思って…すごく苦しかったです。」
椿「違うっ、それは!」
里菜「私、先輩と付き合っていつも一緒に居れて本当に幸せだった。…でも先輩の隣は私じゃなくて、いつも宮野さんだった。」
椿「里菜…」
里菜「もうつらいんです、嫌なんです…。先輩の気持ちがわからないんです…。信じられないんです。…もう只の先輩、後輩に戻りたいんです…」
椿「私は…里菜を苦しめることしか出来なかった…?」
里菜「………はい。」
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