絶望の淵に

3/4
前へ
/23ページ
次へ
女は献身的に男のそばに居た 過去に捕われていた自分を 今に引き戻してくれた男は 生きていて死んでいる 生と死が男を包んでいた 女はひたすら看病した 何も発しない なにもかもが 止まっている男にたいして ひたすら話し掛けそばに居た 男の足は次第に回復に向かい歩けるまでになった ぎこちないが歩ける 男に希望が見えた
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加