天祢捺希と天祢冬子。

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「!!」 女子が入ってきた。 長い黒髪ツインテールで、ピンクフレームの眼鏡をしていて、身長が高い。 あれ?この娘は確か― 「捺希ぃっ!!❤」 ガバッ!! 「!? うわっ∑ちょっと…///!!?」 彼女がいきなり、オレに抱きついてきた!! 何だこれ、何だこれ…!!? 「ま、待って待って待って離れて///!!」 「あっ」 オレは彼女を押しのけて、彼女と距離をとった。 「き、君…確か3組の…天祢冬子(あまね とうこ)さん、だよね?」 「そうだよ!覚えててくれてたの!?」 覚えてた。 オレと同じ名字だからというのもあるけれど、彼女は2年女子の中でもかなり可愛い方だし、友達の中には、彼女に告ってフラれた奴もいたから。 「嬉しいな、嬉しいな❤捺希に覚えてもらってて❤」 冬子さんは顔を赤らめている。 まさか…オレに気が!?いや、調子に乗りすぎだ、オレがこんな可愛い娘に好かれる筈ない。 「あ、あの…何でオレ、ここに?ここは何処なの?」 「私の部屋よ、私が捺希を連れてきたの、お薬吸ったでしょう?」 「薬…?」
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