必然の出会い

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現代、この世界は平和に見えて平和ではない。 この世界が平和に見えるってやつはよほどのバカか、幸せものだろう。 事実、俺たちが過ごしている“世界”が“平和”だと仮定すると、その“世界”の外では戦争で罪のない人々、または無力な人々が殺されたりしている。 もう少しいうと、表では一見何も無いように見えるが、裏ではいつ平和が壊されるかわからないほどの脅威が隠れている。 政治家の賄賂であるとか、汚職であるとか…犯罪であるとか…挙げればキリがない。 こういったものは、誰かの日常を壊す、いわば悪という名の地雷だなと思う。 そんな地雷が埋まっているとも知らずに世の中平和と言うやつはよほどのバカだと俺は思う。 世の中悪で満ちている。 そう断言できるほど世の中はどす黒い。 誰もが互いに騙し疑い合って生きていかないとこの世界では生きていけない。 少なくとも、俺が生きている“裏の世界”では…
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