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「そうゆう問題じゃ……「リュウヤここは任せよう。ユウちゃん、俺らは先に行ってる。」
「うんっ、後で絶対行くから。気をつけろよ!」
「それはこっちのセリフだ!絶対来いよ。」
ハヤトとリュウヤとコウイチは早足に闇に消えていった。
「さて…ヒカル、やりますか。」
「ウヒャヒャッ、………今回俺真面目にやっちゃうもんね~!」
「そうこなくっちゃ!ラバ・セルピエンテ!」
ユウの手が光り熱を帯びたドロリとしたものが召喚され、先程魔法が飛んできた方へと進んだ。
「ユウちゃん…何あれ……。」
「ん……、熔岩の蛇。」
「大丈夫なの?」
「多分なんとかなる……はず。」
「「キャフフフッこんなので僕らを倒せないよ?」」
「そうかな、エクスプロシオン。」
ぶしっと嫌な音がした。
「アチャチャッ!」
「爆発したよっ、ひどいね。」
「ひどいから、こっちも一つやっちゃうもん!」
―シュオッ
「そー来るなら俺が正面からぶっ壊しちゃうよ~つって!」
ヒカルは風を放ち炎の塊を打ち消した。
「よっしゃ!」
「ナイス、ヒカル!」
「わぁー…僕らあいつらの事ナメてたね。」
「そうだね、ムカついたからもうぶっ殺しちゃお?」
「そうしよう!」
「「バースト・インパクト」」
今度は単独で炎が飛んできた。
それをユウが炎で壁を造り防ごうとするが、
「なっ……?!」
「ユウちゃんっ!」
炎が当たるとセントフィアンマを巻き込んで爆発した。
ユウは炎と爆風に巻き込まれた上に吹っ飛ばされ地下水道の側壁にたたき付けられた。
「「キャハハハッダサッ巻き込まれてやんの!」」
「がはっ…ゆ…油断したな…。」
「ユウちゃんっ…大丈夫?」
「あぁ…どうって事ないけど少し髪が焼けた。少し長かったから
しょうがないけどね…ぐっ…。」
「ユウちゃん、少し休んでて。俺が倒すから。」
「いい…もう大丈夫。俺は誰も傷つかないようにしたのに、やっぱ無理だね……。」
「…………………?」
「キャフフフッ何?何するの?」
「無理だね、倒せないよ。」
ユウはふっと目を閉じた。
そして深呼吸をして薄く目を開ける。
「一瞬だ……一瞬で逝かせる。」
「ユウちゃん…何やんの…?!」
ユウはヒカルを見て冷たく笑った。
その笑みを見てヒカルは悪寒が走り息が詰まった。
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