十六章

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許すまじ 許すまじ……許すまじ……… 何故裏切った……… 何故主よ、我を裏切った…… 信じていたのに……何故……… 何故なのだ………… 月の夜に悲しげな音が響く 人はそれに脅え 今日も一つ贄を捧げた 人は獣の声を知らず 悲しみに暮れた獣は また、悲しみながら贄を喰べた .
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