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「躰は、大丈夫なの?具合は?何かあったら、すぐに帰って来なさいよ。分かった?」 母の甲高い声が、耳から離した携帯から漏れる。 「うるさいな~。分かったから、もう切るね」 「それより、叔父さんのところにはいつ行くの?こっちから、アンタが行く日を教えてあげないと、むこうも困るでしょう?」 「え~。行くか分かんないし…。それに、気を使われてもヤダしな…。お母さんのことだから、どうせアタシの病気のこと、言ってあるんでしょ?」 「それは…。もしアンタになんかあったら、困ると思って…」 「あっ?もう電池切れるから、切るね。じゃあね」 そう言って、母の返事を待たずに携帯の電源をオフにした。 半ば強引でもある。 でも、こうでもしないと母の話は終わらないのだ。 ま、いつものことなんだけど…
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