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清々しい陽射しが、私の頬を優しく撫でる。
夏空がとても眩しかった。
澄んだ空がこんなに綺麗だったなんて、知らなかった。
いや、知っていたのかもしれない。
ただ、私はいつの日からか空を見なくなっていただけ。
ちょっとだけ、後悔する。
北海道の夏。
その短い夏を、私達道民は精一杯楽しむ。
けれど、今の私にはその夏を楽しむことは、もう出来ない。
なのに、現実味がない。
どうしてだろう。
他人事にしか思えないのは―――。
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