離愛

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「ねぇ、あき? あたしたちさ…別れよう」 …感情のない声。 どうしてこんな台詞を 言うことになったのだろう。 ありふれた別れの言葉を言いながら、 彩花は携帯ごしに聞こえてくる 沈黙の声を聞いていた。 季節は冬―――。 街中がバレンタイン一色のある日 私、彩花は約2年付き合った彼氏である晶弘を振った。 もうすぐで待ちに待ったはずの 2年記念日直前に…。
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