僕とあの子のホウホケキョ

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僕とあの子のホウホケキョ

青い空と、綺麗な海で有名なこの街に住み始めて半年。いつものように僕は駅前のパン屋さんに向かう…そこで出会ったのは…、とっても可愛らしいパン屋さんの娘さんだった。僕は、パンが好きというわけではないが、いつもすいよせられるように、お店に入りパンを買う。本当にきになっていたのは、パンじゃんくて君かもしれない…。しかし、あのお店のジャム&粒あんは、むちゃくちゃ美味しい。どっちなんだ!!いったいどっちなんだ!!そんな、葛藤の毎日の中、僕は猟銃免許を取得した。そして、猟友会に入って、毎日の様に熊を追い、深く山村へと分け入る毎日が続いた。山仕事では、もっぱら腹持ちの良いおにぎりをもって行った僕。あのパン屋にはしばらく出入りしていなかった。
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