僕とあの子のホウホケキョ

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そこで、休日を利用して、パン屋に行くことにした僕。お店の玄関口を開くと、カランコロンとドアベルの音。「あらよしおさん、いらっしゃい!!今日は新作のひきわり納豆にケチャップを添えてが、入っているんですよ」僕はどきどきした、彼女は、パン屋に通う僕の名前をNSA経由で調べていたのだ。これはスパイなのか?それとも恋心というものなのか?そんなことを考えていると、ドキマギしていてもたってもいられなかった。「きょ、今日はこれください!!」恥ずかしさのあまり、急いでパンを買って帰ろうとした僕が選んだのは、メロン味のたこ焼きパンだった。あっあーやってしまった!!よりによってメロン味のたこ焼きパンだなんて!!そんな青臭いたこ焼きがのったパンなんか食えるか!!しかし、買ってしまったものはしかたがない…。寂しげな顔をしてお店を後にしようとしたその時。「よっよしおさん!!」
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