僕とあの子のホウホケキョ

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「そのパンを買ってくれた人には、もれなく玉手箱をプレゼントしているの。よかったら開けてみてください」たっ玉手箱!!玉手箱を差し出す彼女の顔はあきらかにこわばっていた。しかし、もらえるものはもらっとく主義の僕は、躊躇することなくそれを受け取った。「あっあわわわっ…はっはやく開けてみて…」よしこと書かれたネームプレートをぎゅっと握りしめて、冷や汗をかいている彼女。やはりあけなければいけないのか!!こっこれを…。僕は、玉手箱のヒモをほどいて、ふたを開けた。
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