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景「くぁっ・・・」
膝立ちで畳の上に着地する。
和室・・・だろうか。
古風で何とも趣がある。
景「・・・此処は何処だ・・・ッ!?」
さっきまで持っていたポールが
・・・・・・無い。
?「あれ、危なっかしいから
没収ね?」
景の目の前には、
長く、美しい金髪の上に、
赤い細いリボンの付いた帽子
(頭巾・・・?)を被り、
ドレスのような服を着た少女。
景「あんたは何者だ?
俺に何の用が・・・」
まだ冷静を保っている。知らない、見たこともない
化け物のような生物に連れ去られ
たった今、その生物と
対峙しているのだ。
精神も少しはやられるだろう。
紫「そうねぇ、私は、
八雲 紫(ヤクモ ユカリ)。
俗に言う『妖怪』の部類よ。
初めまして、現代で能力を
開花させた人間さん?」
景「意味分からんなぁ・・・」
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