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妖怪?何だよ、空想上の物だろう。
紫「それはそうよねぇ・・・
まぁ、貴方には
此処に住んで貰うか物騒だけど、
今、此処で死んで貰うかして
貰わないとねぇ・・・どうかしら?」
景「どうって言われてもね・・・」
”死ぬ”と言うのは今、
この場で彼奴に殺されると
言うことだろうか。
景「俺を殺すと?」
紫「そう言うことになるわ、
住んだら別だけども。
取りあえず元の世界へ戻ると言う
選択肢は無いわよ?
貴方はあの世界では場違いだから。」
顔こそ笑っているが覇気・・・
いや、もっと重い・・・
殺気と言う奴だろうか。
景「何故だ?」
紫「貴方は此処でしか使えないはずの能力が開花しかけていた。
だから、こっちの世界へ来させたのよ。」
どちらかというと来させられた気がする。
景「だから場違いと?」
紫「そう言う事よ。」
切り替えしの返事が早い。
景「んじゃ、住むに決まってますよ。
こんな早くに死にたくありませんしね。」
紫「では、ようこそ此処、幻想郷へ。
私は貴方を歓迎しますわ。」
景「ほぼ、強制的だよな?」
紫「何か言ったかしら?」
この人の笑顔は裏がありそうで怖い。
景「いえ、何も。」
こうして、至って普通?な
少年が幻想郷に移り住むことになった。
この世界の月は綺麗だろうか。
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