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橙「あ、藍(ラン)様」
藍「客人かい、橙?」
橙「かもしれません」
疑り深いな・・・
いや、良いことだけど。
景「自分で言うのも何だけど
客人だ、侵入者ではない」
藍「では、ご用件は?」
景「八雲 紫に
拉致されてここに来た。
だから用件は、紫に詳しい説明を
話して貰いたい」
藍「・・・わかりました。
しかし、紫様はお休みに
なられていると思いますので、
暫く待っていてください」
用件の取付はできたのかな、これで。
景「いつ頃になると思います?」
藍「夕方位でしょうかね・・・」
・・・まぁこれで今日はここに居れる。
つかどんだけ寝るんだあの人・・・
あ、いや妖怪か・・・
と、待たせてもらっているが
景「暇・・・」
今俺は暢気に欠伸等をしながら
縁側で日向ぼっこをしている。
こんなにもゆっくりする事が
気持ちいいなんて・・・
景「久しぶりだな・・・」
橙「何がですか?」
景「橙さん・・・だっけ・・・?」
今改めて思うとやはり別の世界へ
来てしまったのか。
つか猫耳・・・
橙「はい、橙でいいです」
景「橙、俺は休養・・・ちょっと
大袈裟かな、まぁ休みを
取ってなくてね、こうするのが
久しぶりだったんだ」
目線を橙から空に向ける。
青い。雲以外何もない。
橙「忙しいんですね・・・」
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