モノクロだった俺の毎日

2/14
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
毎日、学校に行って 面白くないのに狂ったように笑ってデケェ声出して... 面白おかしく生きている振りをした。 「晃っていつも笑ってるよな~」 お前に俺の何が分かるんだよ 。 うちに帰っても、母親は、口を開けば、勉強しなさい。 親父は、大きな背中を小さくして野球中継に夢中な振りをして俺の事には、無関心を決め込んでいる。 やっと息をつけるのは、自分の部屋だけだった。 「何やってるんだろ?俺...」 あがいて見ても夢中になれるものを見つけられなくて、毎日をただぼんやり息をしていた。 そんな毎日に一条のひかりが射し込むようにアイツが現れた。 モノクロの俺の生活にアイツだけが輝いていた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!