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毎日、学校に行って
面白くないのに狂ったように笑ってデケェ声出して...
面白おかしく生きている振りをした。
「晃っていつも笑ってるよな~」
お前に俺の何が分かるんだよ 。
うちに帰っても、母親は、口を開けば、勉強しなさい。
親父は、大きな背中を小さくして野球中継に夢中な振りをして俺の事には、無関心を決め込んでいる。
やっと息をつけるのは、自分の部屋だけだった。
「何やってるんだろ?俺...」
あがいて見ても夢中になれるものを見つけられなくて、毎日をただぼんやり息をしていた。
そんな毎日に一条のひかりが射し込むようにアイツが現れた。
モノクロの俺の生活にアイツだけが輝いていた。
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