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(´<_` )「……マスター」
(´・ω・`)「うん?なんだい?」
(´<_` )「俺には、兄がいるんだ」
(´・ω・`)「…………」
コーヒーカップを磨いていたマスターは一瞬顔を上げ、しかしまたすぐに下を向いてコーヒーカップを磨く。
興味がないのか、それとも、そのまま話せという意味なのか。俺は後者だと捉え、話を続けることにした。
(´<_` )「意味わかんねぇんだ、死んだと思ったら生き返りやがるし、あいつ一回死んでも俺のことばっか構ってきやがる」
(´・ω・`)「…………」
(´<_` )「鬱陶しくて仕方がねぇ。俺の為に生き返っただ?死んで欲しいと頼んだのは俺だ、迷惑だとわかんねぇのかあの馬鹿」
(´・ω・`)「…………」
(´<_` )「はぁ、まぁその兄もあと1時間もしたらまた逝っちまうんだけどな」
(´・ω・`)「……君は、お兄さんが嫌いなの?」
下を向いたまま、俺に質問をしてくるがマスター……そんなの見てたらわかるだろう?当たり前じゃないか。
(´<_` )「マスター、これが好きなように見えるか?」
心の底から嫌いだ。大っ嫌いだ。この気持ちに偽りなんか、ない。
(´・ω・`)「見えなくもないよ、僕には」
(´<_` )「はは、あるわけないよマスター」
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