(´<_` )は気付くようです

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(´<_`;)「兄貴っ!!!」 しばらく入っていなかった、兄貴の部屋。あぁ、あの頃とは何も変わらないままだ。馬鹿みたいに散らかってて、馬鹿みたいに兄貴らしい部屋。 ( ´_ゝ`)「…………弟者…?」 (´<_`;)「兄貴!!」 よかった、どうやら間に合ったようだ。部屋の真ん中に座り込んでいた兄貴は、くるりと振り返り俺の名前を呼び、微笑んだ。 あぁ、なんで笑うんだ。なんで笑ってくれるんだ。こんな俺に、なんでまだ笑ってくれるんだよ。 ( ´_ゝ`)「どうしたんだ?汗だくで……」 (´<_`;)「俺…俺っ!兄貴に言わなきゃならねぇことが二つあった!!」 ( ´_ゝ`)「………言わなきゃならねぇこと?」 その顔に、右の眉から頬にかけての擦り傷はない。一度死んだ、またもうすぐ死ぬ人間とは到底思えない。 だが、残された時間が僅かなのは確かなのだ。 (´<_`;)「き、聞いて……くれるか…?」 ( ´_ゝ`)「…………」 俺は、久しぶりに兄貴の目を見た。小さい頃から、俺の目は兄貴によく似ていると、皆に言われた。その頃の俺は、兄貴に似ていると言われるのが嬉しかった。 そうだ。俺は兄貴が好きだったんだ。優しくて、いつも一緒に遊んでくれて。そんな兄貴が、大好きだったんだ。 ( ´_ゝ`)「当たり前だろう、弟者」 (´<_`;)「兄貴!!」 俺は一瞬で、土下座の体勢をとった。額を地面に擦り付ける。俺は馬鹿だから、これ以上に謝罪の気持ちを表現する方法を知らないんだ。 ( ´_ゝ`)「弟者…?」 、
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