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「いっ……いやぁぁあぁああっ!!!!」
「兄者!!兄者返事しろ!!!兄者っっ!!!!!」
ここは、病院の一室。目の前で横たわっているのは、俺の二歳年上の実の兄である。
(´<_` )「……………」
今は、ドラマとかでよくあるあの『ピーーー』っていう心臓が止まったのを知らせる音がなってる瞬間。
母が泣き崩れている。父が叫んでいる。二人とも、どうやら兄の死を受け入れてはいないらしい。
俺?俺は至って冷静。最早兄の生死などには興味はない。むしろ、死んでくれて有り難いくらいだ。
泣くどころか、俺は奴の死に関しては一切悲観の感情を抱くことはなかった。
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