(´<_` )は気付くようです

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ははは、と笑いながら言った兄貴はやっぱり、あの頃に見た優しい兄貴と一緒だった。残り時間は1分を切って、いよいよ最後が近付いてきた。 (う<_と )「……兄貴」 ( ´_ゝ`)「ん?」 (´<_` )「………俺、信じてやるよ」 ( ´_ゝ`)「え……?」 (´<_` )「天国。信じてやるって言ってんだよ、そこで兄貴とまた会えるなら」 ( ´_ゝ`)「……………」 (´<_` )「俺がそっち行った時、また話しようぜ。話すこといっぱい考えとくから」 ( ´_ゝ`)「弟者…!!」 (´<_` )「また会おうな、兄貴」 俺が、ふっと笑ったのとほぼ同時に、兄貴がこの部屋から消えた。眩しく光るでもなく、一瞬にして。兄貴はこの地球上から、消えた。 その場は、まるで今の間に何もなかったかのように静まり返った。しかし、絨毯には二人分の涙の跡がはっきりと残っている。 (´<_` )「人が一人生き返ってんだ……本当に、天国くらいあってもおかしくねぇかもな」 長年の仏頂面で固まった俺の顔で、うまく笑顔は作れていただろうか。俺の笑顔は、兄貴に届いただろうか。 ……知ってるのは、兄貴だけ。 俺がそっち行くまでは、わかんねぇことだな。 、
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